介護タクシーの仕事をするなら、普通自動車第二種免許に加え、介護職員初任者研修も取っておくとベストです。介護タクシーは商業目的に使うので、乗客を乗せられる普通自動車第二種免許が必須です。タクシーで旅客を運んだり、運転代行をしたりする目的で取得されています。条件は、満21歳以上、普通自動車免許などの第一種免許を持っていてその免許を取得してから3年以上たっていること、補聴器なしで会話ができることなどです。教習所に通ったり、独学で勉強して運転免許試験場で一発試験を受けたりすることで取得できます。

一方、介護職員初任者研修は、介護福祉士の付き添いなしで利用者の身体介護を行える資格です。初心者向けの介護の入門資格といえるもので、3カ月ほどと短期で取ることができます。廃止されたホームヘルパー2級の後継資格にあたるものですが、実習が義務付けられていたホームヘルパー2級と違って施設での実習がなくなったぶん、受講後の筆記試験に受からなくては取得できないようになりました。介護の基本的な技術や考え方などの基礎知識を身に付けるための資格です。介護職員初任者研修を持っていると、介護保険利用の送迎も行えるようになります。介護保険を利用する場合、自宅での着替えや会計サポートなども行えるので、要介護者に積極的に利用してもらえます。旅行などの娯楽利用では介護保険が使えませんが、自費でも介護タクシーを利用したいというニーズがあり、利用者の幅が広がるのがメリットです。介護タクシーの仕事をするなら、介護職員初任者研修も取得しましょう。